1.砂時計
作詞:德永英明
作曲:德永英明
あと五分だけ待つよ
砂が流れ落ちるまでは
あなたはいつものように
言い譯を考えている
言葉詰まるあなたを
見ているのが怖くて
濡れない場所から雨を見ていた
もう步くね…ここからは
一人で步いてゆく
出會った頃の笑顏取り戾して
雨上がりの木漏れ日が
新しい靴に光を屆けてくれているから
砂時計になった
心はグルグル回って
凍りついた昨日は
するりとこぼれ落ちていた
眠るように息を
殺して待った夜が
空知らぬ雨に溶けて行く
もう步くね…ここからは
求めてばかりの愛に
自分を見失っていたの
やさしい朝のひかりが
窗染める前に夢でさよならを告げていた
待ち續けていた朝は
自分を信じていくこと
雲の切れ間に虹がさしている
新しい始まりは
少しだけ切なくただ暖かいだけではなかった
もう步くね…ここからは
一人で步いてゆく
出會った頃の笑顏取り戾してゆくね
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